
「行政書士って、合格率は10%ちょっとなんですよね? 私に受かるのかな……」。これから挑戦しようか迷っているなら、いちばん気になるのが難易度と合格率だと思います。
正直にお伝えします。行政書士試験は、決してやさしい試験ではありません。ただ、数字の見た目ほど「怖い」試験でもないんです。
この記事では、最新の合格率データと、その数字の裏にある"本当の難易度"、そして独学でも合格できる理由を、できるだけ正直にお話しします。読み終えるころには、「自分にもいけるかも」と思えるはずです。
この記事の要点
- 合格率は例年約10〜15%(令和6年度は約12.9%)。年度によって変動します
- ただし合格は「180点以上」の絶対評価。上位何名かを奪い合う相対競争ではありません
- 難所は範囲の広さ・記述式・学習の継続。戦略しだいで独学でも十分に狙えます
行政書士試験の合格率は「約10〜15%」
最初に、いちばん気になる合格率を見ておきましょう。直近6年は、次のように推移しています。
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和元年度(2019) | 39,821人 | 4,571人 | 11.5% |
| 令和2年度(2020) | 41,681人 | 4,470人 | 10.7% |
| 令和3年度(2021) | 47,870人 | 5,353人 | 11.2% |
| 令和4年度(2022) | 47,850人 | 5,802人 | 12.1% |
| 令和5年度(2023) | 46,991人 | 6,571人 | 14.0% |
| 令和6年度(2024) | 47,785人 | 6,165人 | 12.9% |
おおむね10〜15%のあいだで動いています。たしかに、10人に1人前後という数字だけ見ると、身構えてしまいますよね。でも、この数字の「読み方」を知ると、印象がずいぶん変わります。
合格率の数字ほど「怖くない」理由
ポイントは、行政書士試験が絶対評価だということです。
合格基準は「300点満点中180点以上(+各科目の基準点)」と決まっていて、この点数を超えれば、何人いても全員が合格します。司法試験や公務員試験のような「上位◯名まで」という定員制の椅子取りゲームではありません。
つまり、あなたが戦う相手は、ほかの受験生ではなく合格点(180点)そのものです。誰かを蹴落とす必要はなく、自分が基準を超えればいい。ここが、合格率の数字だけでは見えない、大事な事実です。
「本当の難易度」はどこにあるのか
では、何が難しいのか。難所は、合格率という数字ではなく、次の3つにあります。
- 範囲の広さ:法令等5科目に基礎知識が加わり、扱う範囲が広い(300点満点)。
- 記述式の存在:60点分は、選択肢から選ぶのではなく自分の言葉で書く必要があります。
- 学習の継続:合格までの目安は一般に600〜1,000時間。働きながらだと、いかに続けるかが勝負になります。
逆に言えば、ここさえ攻略すれば道は開けます。範囲が広いぶん配点の大きい科目に集中すれば効率的に伸ばせますし、継続は仕組みでカバーできます。
それでも、独学で合格できる
「独学で大丈夫かな」と不安に思うかもしれません。でも、絶対評価で配点も偏っている行政書士試験は、戦略しだいで独学でも十分に合格を狙えます。
- 配点に集中する:行政法と民法だけで全体の約6割。まずここを固めます。
- アウトプット中心で回す:読むだけでなく、○×や過去問で「解く」練習を多めに(くわしくは独学のアウトプット不足)。
- スキマ時間を積む:まとまった時間がなくても、通勤や休憩の積み重ねで勉強時間は確保できます。
独学と予備校で迷うなら予備校との比較、必要な時間の作り方は学習時間の作り方、全体の進め方は学習スケジュールが参考になります。
ポポのひとこと
合格率10%台と聞くと、つい身構えちゃいますよね。でも大丈夫。これは「椅子取りゲーム」ではなく、180点を超えればみんな合格できる試験です。だから、ほかの人と比べる必要はありません。今日の自分が、昨日より1問できればいい。その積み重ねが、合格点まで届かせてくれますよ。
よくある質問(FAQ)
Q. 行政書士試験の合格率はどのくらいですか?
A. 例年おおむね10〜15%で、年度により変動します。令和6年度(2024年度)は約12.9%、令和5年度(2023年度)は約14.0%でした(行政書士試験研究センター公表)。
Q. 行政書士は独学で合格できますか?
A. 可能です。合格率だけ見ると難関に見えますが、合格基準は総合180点以上の絶対評価で、上位何名かを奪い合う相対競争ではありません。配点の大きい行政法・民法を固め、アウトプット中心で反復すれば、独学でも十分に狙えます。
Q. 合格に必要な勉強時間はどのくらいですか?
A. 一般に600〜1,000時間が目安とされます。働きながらでも、スキマ時間を積み上げれば到達できる範囲です。くわしくは「学習時間の作り方」をご覧ください。
まとめ
- 合格率は例年約10〜15%(令和6年度は約12.9%)。年度で変動します。
- ただし絶対評価。180点を超えれば全員合格で、相対競争ではありません。
- 難所は範囲の広さ・記述式・継続。配点集中とアウトプット中心で、独学でも十分に狙えます。
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