教材選びの大前提
行政書士試験は 教材を増やすほど合格から遠のく 試験です。入門書をあれこれ買い込む必要はありません。基本テキスト1冊+肢別過去問集1冊を軸に、読んだらすぐ解く(input↔output)を繰り返すのが、独学合格の王道です。
基本テキスト+肢別過去問の2冊が軸
必ず受験年度の最新版を選ぶ
読んだらすぐ解く(手を広げない)
そろえる教材(4種)
独学でそろえる教材は、次の4つで十分です。入門書やサブの問題集は基本的に不要。基本テキストと肢別過去問を軸に、記述・模試を加えます。六法は必須ではありませんが持っておくと便利です。
基本テキスト
論点を体系的に理解する
メインの教材。入門書に時間をかけず、最初からこの1冊で論点を理解し、すぐ問題演習の土台にします。フルカラーの合本タイプが扱いやすいです。
- 科目別ではなく合本タイプを選ぶ
- 必ず受験年度に対応した最新版を選ぶ
- 1冊に絞って何度も周回する
肢別問題集(択一)
読んだらすぐ解く相棒
テキストを読んだらすぐ解く、input↔outputの主役。肢別(1問1答)形式なら論点ごとに高速で回せます。テキストと同じシリーズで揃えると参照がスムーズです。
- 最低3周、できれば5周回す
- 間違えた問題には印を付けるだけ(ノート化しない)
- テキストと同じシリーズで揃える
記述式問題集
60点の記述を取りこぼさない
記述式は60点と配点が大きく、択一の知識を40字で書く練習が必要です。択一の周回と並行して、7月ごろから少しずつ取り組みます。
- 民法・行政法の頻出論点から
- キーワードを落とさず40字にまとめる練習
- 択一の知識が土台になる
直前予想模試
本試験の予行演習
本試験形式の模擬問題を、時間を計って解きます。実力測定と弱点のあぶり出しに使います。時間があれば複数社のものを解くと、出題のクセに偏らず対策できます。
- 早稲田経営出版・LEC・TACが各社から出版
- 3〜5回分でOK
- 得点より弱点把握を目的に見直す
基本テキストの定番3シリーズ
独学で広く使われている定番シリーズです。どれも内容は十分なので、書店で実際に開いて、自分が読みやすいと感じたものを選べば大丈夫です。優劣をつける必要はありません。
合格革命 行政書士 基本テキスト早稲田経営出版全ページフルカラーで初学者にも読みやすい定番。Amazonで見る
出る順行政書士 合格基本書LEC東京リーガルマインド落ち着いた配色で、長時間の読み込みに向く。Amazonで見る
みんなが欲しかった!行政書士の教科書TAC出版図解が豊富で、漫画のように読み進められる。Amazonで見る※ 書籍は毎年改訂されます。必ず受験年度に対応した最新版を選んでください。
編集部おすすめの問題集・記述教材
独学で実際に使ってよかった教材を、編集部の主観でご紹介します。「基礎問題集」や「出るとこ千本ノック」などのサブ教材は、肢別過去問があれば不要でした。手を広げず、これらを繰り返すのがおすすめです。
★★★ ソクトケおすすめ合格革命 行政書士 肢別過去問集早稲田経営出版肢別(1問1答)なので論点ごとに高速で回せ、読んだらすぐ解く学習に最適。独学なら、まずこの1冊を徹底的に繰り返すのがおすすめです。Amazonで見る肢別過去問集は他社からも出ています。ご自身の購入されたシリーズで揃えると連携している箇所がある為、基本テキストと同じシリーズで揃えるか、書店で相性を確かめて選んでも構いません。
記述・判例の補強に
記述に関しては、書籍で不十分な箇所があったので、ゆーき大学様の記述式対策を使わせていただきました。分かりやすい動画解説があったため、それぞれの項目を深く理解することができました。
逆に、合格革命の記述式問題集は、広く浅くという感じで、形を捉えるという点においては良かったです。前半に多肢選択の問題もありましたが、やらないよりかはましですが必須という感じではなかったかもしれません。
直前予想模試(3社)
直前期は、本試験形式の模試で時間配分を確認します。早稲田経営出版・LEC・TACの3社が出版しており、時間があれば複数社を解くと、出題のクセに偏らず対策できます。
テキスト × アプリの併用
紙のテキストで 体系を理解 し、アプリで 反復演習。とくに 肢別過去問は「紙」と「アプリ」の二刀流 が、定着への近道です。

スマホでスキマ演習
忘れた頃に自動で再出題
正誤を記録し弱点を可視化
もちろん 紙の肢別過去問集(合格革命など) にも、余白に書き込みながらじっくり解ける良さがあります。同じ肢別を紙とアプリで往復 すれば、机に向かう時間もスキマ時間もまるごと学習に変わり、定着が一気に加速します。
理解を深める読み物(息抜きに)
行政法は、民法のように日常でなじみがある科目ではなく、いまいち掴みどころがありません。そんな行政法を、単著で、しかも私たちの日常生活に沿って分かりやすく解説してくれるのがこのシリーズです。ある程度学習が進んだ段階で読むと、条文の背後にある「なぜ」が腑に落ち、理解がぐっと深まります。必須ではありませんが、息抜きにもおすすめです。
よくある失敗
教材を買い込む
「もっと良い本があるかも」と入門書やサブ教材を買い足すと、どれも中途半端になります。基本テキスト+肢別過去問の2冊を何度も回す方が確実です。
去年の版を使い回す
法改正があると論点が変わります。必ず受験年度に対応した最新版を買い直すのが無難です。
テキストを読み込んでから問題に入る
テキストを完璧にしてから過去問では遅すぎます。読んだらすぐ肢別問題集で解く、input↔outputが鉄則です。
よくある質問
独学に最低限そろえる教材は何ですか?
「基本テキスト1冊」と「肢別過去問集1冊」の2冊が基本です。これに記述式問題集と直前予想模試を加えれば、独学でも過不足なく対策できます。入門書やサブの問題集は基本的に不要です。
基本テキストはどれを選べばいいですか?
「合格革命」(早稲田経営出版)、「出る順」(LEC)、「みんなが欲しかった!」(TAC)などの定番シリーズから、書店で実際に開いて自分が読みやすいと感じたものを選べばOKです。必ず受験年度対応の最新版を選んでください。
問題集はテキストと揃えるべきですか?
同じシリーズで揃えると、間違えた問題からテキストの該当ページへ戻りやすく、復習がスムーズになります。択一対策は肢別過去問集、記述は記述式問題集を併用しましょう。
六法は必要ですか?
必須ではありません。ただし、Web版でもよいので条文を参照できる方法は確立しておいた方が安心です。ソクトケでは、解説の各所に条文へのリンクを掲載しています。もし書籍で購入する場合も、分厚い辞書のような六法でなくとも、テキスト付属の条文やコンパクトな条文六法で十分なことが多いです。六法の選び方は別ガイドで詳しく解説しています。
ソクトケで実践する
ソクトケは 肢別問題集の代わり に使えます。紙のテキストで体系を学び、ソクトケで反復演習。SRS が「次に解くべき問題」を自動で提示します。
あわせて 六法の選び方 、 科目別の学習順序 、 勉強時間の目安 もどうぞ。
※ 本ページの書籍リンクにはAmazonアソシエイトを利用しています。掲載は学習に役立つ教材の紹介であり、価格・在庫は変動します。基本テキスト3シリーズは優劣をつけず、書店でご自身に合うものをお選びください。









